エアライドのシティトライアル風レースゲーム『Trails of Trial』を公開しました
みなさんこんばんは、kycです。
タイトル通り、厳密には1年半以上前……実質的には4ヶ月前くらいからUnityの勉強を始め、2週間ちょいの開発期間を経て遂にゲーム制作が一旦のゴールを迎えました!
これで今日からワイもゲームクリエイターや!!
取り敢えずURLドン
Trails of Trial | フリーゲーム投稿サイト unityroom
ゲームはUnityのフリーゲームを投稿できるUnityRoomさんにて公開させて頂いてます、
ありがとうございます。誰でも無料でブラウザから遊べます!
概要欄にも書いてますが、『Trails of Trial』は(タイトルにも若干反映されている通り)GCの名作『カービィのエアライド』のシティトライアルをリスペクト&オマージュした作品です。
子供の頃にシティトライアルを1人でも友達とでも気が狂うほど遊び続け、大人になってからニンダイがある度に「エアライドのリメイク」「シティトライアルオンライン対戦」と呪いのように呟き続ける20代後半くらいの人間は少ないことでしょう。
かく言う私もその1人で、やはり作りたいゲームを考えたときに真っ先に思いついたのが「オンライン版シティトライアル」です。
最初の構想を得たのは2年位前だったと思うのですが
シティトライアルが最高に楽しいゲームだったことは大前提として、アレをそのまんまオンラインゲーム化するのは(すでに先駆者もいたかもしれないが)ちょっと難しいんではないかなとボンヤリ考えていました。
シティトライアルの楽しさって
- 自分のマシンを手の付けられないくらいようなじゃじゃ馬へと強化していくワクワク感
- 毎回どのような結末を迎えるか分からないランダム性
- お互いにモンスターマシンを作り上げようとしている相手を台無しにしてやろうと意味もなく(ここ重要)殺し合ってしまうワチャワチャ感
みたいなところがあって、逆に言うと
- マシンを強化することが(楽しいのに)勝敗に直結するわけじゃない
- 他プレイヤーのマシンを破壊することが(楽しいのに)勝敗に直結するわけじゃない
- スタジアムでの対戦よりもシティでの育成パートの方が楽しいから、目的と手段が逆転してる感
という欠点が、少なくとも僕の記憶や経験上はあって、「用意された一連のゲームルール全体ではなく、その一部を楽しんでいた」という事実は否定できなかったんですよね。
だからその状態でそのまんま現代にリブートしても、よくある「あれって友達とやってたから面白かっただけだよね」状態になるなと思ってしまったわけです。
そんな訳で、もし自分がシティトライアルをリブートするなら
- 自分が面白い/楽しいと昔思っていて、何度もリピートしてやり込んでしまった理由である要素だけを抽出する
- 探索&育成パートと対戦パートに分かれていたゲームルールを、1つのシーンで完結するゲームに統一する
というのが大枠のポイントかなと考えていました。
いざ本格的に俺もゲーム作るぞ~と思い立ってからはまず前者についてよく考えました。自分はもちろん多くの人がシティトライアルを面白いと思ってた理由ってなんだろうな? と
んで気付いたのは、僕はあんまりやってないけど、シティトライアルって昨今のバトロワゲームに近い面白さを持っていたんじゃないかなと。実際、調べるとそういう考察している人は他にもいるんですよね。
限られた箱庭のマップ上で自機を強化していき、他のプレイヤーを倒し最後の1人になるまで戦う……というバトロワのテンプレ的図式は、上で示したようなシティトライアルの楽しかった部分に重なるものがあるわけです。
ただしシティトライアルはマシンを強くして他のプレイヤーを倒しても勝利になる訳じゃない。でもそれが楽しくてやり続けてしまうのは、バトロワがしっかり流行したことに裏付けられるようにそういう要素をプレイヤーが求めていたからなんじゃないかなって思うのですよね。
そんな訳で自分が作るシティトライアルのリブートは「シティトライアルのルールを元にしたバトロワゲーム」にしようと思ったわけです。
シティトライアルを知ってる人ならもちろん、バトロワもシューターゲームが主流だから、バトロワなのにレースゲーム、というのも斬新でウケるんじゃないかと。まあ僕はシティトライアルの面白さを現代に蘇らせたいと思ったので、その企みは二の次なんですけれども。
そこからなんやかんやあって、取り敢えず1人用のゲームとして出せるようにと考えついたのが今の『Trails of Trial』のルールです。
でも上にも示した通り、元はバトロワゲームを目指していたので、そこまで実現出来るように頑張っていきたいです! 本当はシナリオというか世界観の設定みたいなのも先走って考えちゃったりしたんですが、それは割と妄想の域かなと思ってます。。
ゲーム作りについて学び始めて最初に軽く挫折したのは、ゲームって自分が思っていた以上に遥かに総合芸術だなと思い知らされたことで(それが魅力だなと今では思うけど)
自分が思い描いたゲームって自分の力だけでは到底作れないんだなーという現実がそこにあるわけです。
ただ逆に言うと自分に出来ることはちゃんとやろう、やれる範囲で作りたいものを再現していこう、上手いこと妥協しよう……みたいなことを覚えていったことで一旦の完成まで漕ぎ着けることが出来たかなと(アセットストアに感謝)
そしていざ作り始めたり完成させてみると、自分の出来る領域(主にプログラミング)だけでも割と無限に改善出来ていくっていう気付きがあって、寧ろ今はモチベーションが上がってきてるんですよね。
本当に僕の中にある『Trails of Trial』を完成させるには自分の力だけでは無理だなとは思うんですけど
まだまだ自分の力だけで伸ばせる部分がたーくさんありそうなので、暫くは思い付く限りのアップデートを頑張っていこうと思います。もちろんフィードバックもお待ちしてます!
今後アップデートする時はなんちゃってパッチノートみたいにブログに書けていけたら良いなと思ってます。
そんな訳でよろしくお願いします!!
kyc