半年かけてBluetoothトランスミッターを理解した話
↓以前(半年前)の記事でブルートゥーストランスミッターを購入してみた話をしたと思いますが
半年間使ってきた&最近AirPods Proを購入してみたことをきっかけに色々と理解したことを備忘録も兼ねてまとめます。
Bluetoothトランスミッター、一番の利点
そもそもBluetoothトランスミッターってなんぞや?
これは一言で表すと「有線接続しか出来ないオーディオ機器が無線接続出来るようにするもの」です。
僕はヘッドホン用の出力ジャックがついたオーディオインターフェースにつけて使ってますが
普通のPCのイヤホンジャックに挿しても使えますし、Switchとかの携帯ゲーム機でも使えます。
またレシーバー機能も持つ製品ならスピーカーの無線化も可能。
ただ、個人的にこのBluetoothトランスミッターの一番の利点は
同時に複数台のBluetooth機器に信号送信出来ることだと思ってます。
つまりPCのオーディオ出力をスピーカーとイヤホンそれぞれに、しかも無線(Bluetooth)で分配できるので
スピーカーで音出すのとイヤホンつけて音を聞く状態をほぼほぼシームレスに切り替えられる(同時に接続しているので、イヤホンをつける時はスピーカーをミュートにする)
んで、僕の話ですが
VC繋いでゲームすることが多かったから、これまで基本有線イヤホンのみだったんですけど
- ずっとイヤホンつけてると耳痛くなるから基本スピーカーが良い
- 有線イヤホンだとつけたり外したりが面倒
っていう欲(?)から半年前くらいにBluetoothトランスミッターを買って、上記の環境を実現したわけです。
でまあ、実際かなり便利っていうか自分の理想通りにはなったんですけど
いくつか問題点が残った……というか後から出てきたわけです。
Bluetoothイヤホンの問題点
トランスミッター + (スピーカー&イヤホン)のスタイルにはかなり満足したんですが
実際にこれでやっていく中で、Bluetoothイヤホンの問題点が分かってきました。
1. 充電が切れる
スピーカーに関してはGoogle Home miniを使ってるんですが、こいつは常時電源供給してるのでバッテリー切れるみたいなことはないです。
でもイヤホンに関してはそうはいかない。これはあらゆるワイヤレスイヤホンの宿命だと思います。
僕がPCでイヤホンをつけるのは基本的にゲームでVCする時なんですが
ゲームって割と数時間続けてやっちゃうし、ゲーム自体終わってもVCしてたらさらに何時間か経っててイヤホンの充電保たないなんてことはザラです。
スピーカーでVCとかやってると相手の声返っちゃったりするのでミュートにせざるを得なかったりするしゲーム中に切れたりすると中々面倒です。
2. PC(ないしトランスミッター)との接続を持続できない
これはどういうことかというと……僕は所謂ネックバンド型のワイヤレスイヤホンを使ってたんですが
その商品の仕様かは微妙ですが、充電すると(ケーブルに挿すと)イヤホン自体が電源切った状態と同じになって接続が切れるんですよね。
なので充電終わるともう一回電源入れないとトランスミッターに接続出来ない。
せっかくスピーカーとイヤホンの切り替えはスムーズに出来るようにしたのに、イヤホン自体が毎回ワンアクション必要になるので微妙なストレスが残ってしまうと。
因みにこれが商品そのものの仕様の可能性はあるけど
どっちにしろ僕はiPhone用のイヤホンとして併用していたので、接続し直す問題はどう足掻いても発生していたんですよねー。
神器AirPods Pro降臨
上記2つの問題点を解決するため買ってみたのがかの有名なAirPods Pro
これに関してはまあ説明不要というかなんというか。まあ要するに最強のワイヤレスイヤホンって感じですね。
むしろただ欲しくて買っただけ
iPhoneで試したから分かるんだけど、AirPods Proは片耳ずつ充電することが可能で、かつ充電ケースに入れてても接続が切れない(厳密には一時的に接続を切る)
この仕様だけだったら他の完全ワイヤレスイヤホンでも良いのかもだけど、まあiPhoneユーザーだし折角買うなら良い物かなーという感じだった。
んで、実際に使ってみようと思ったんだけども……
AirPods Proとトランスミッター、どういう訳か接続が安定しない。
ちゃんと繋がるときもあって、その時はその時で良い使い心地だなーとはなるんだけど
結局、旧イヤホンとの切り替えやiPhoneとの切り替えが全然スムーズにいかないのでうーん……と小一時間唸っていた。
そして最終的にはペアリング自体できなくなって頭を抱える始末。
AirPods Pro自体は素晴らしい性能なんだけど、基本的にはApple製品以外と連携することは想定していないっぽいのでトランスミッターとは相性が悪いのか?
でも流石にそこまで使い勝手悪い訳はないよなあ、と思いつつ調べてたら、同じTaoTronics性のトランスミッターで2台のイヤホン、しかも片方はAirPods Proで使ってる人のブログを見つけたものだからさらに混乱する。
一体俺と何が違うというのだ……
少し考えてから、ようやく一つの答えに辿り着いた。
そして俺は半年かけて遂に、このBluetoothトランスミッターという製品を理解するのだった。
トランスミッターの「ペアリング可能台数」に注意する
僕の使ってるトランスミッター、スピーカーとイヤホンというように2台同時に接続出来る……っていうのは知っていたんですが
どうやら厳密には最大2台のデバイスとペアリングが出来て、かつ同時に接続出来るってことだったっぽいです。
これはどういうことかっていうと、iPhoneのBluetooth接続画面で
↑に示したデバイスリストがありますよね(画像は拾い物)?
トランスミッターにはドライバーとかがある訳じゃないので確認出来ないですが、同様の接続済みデバイスリストが内部に存在するっぽいのです。そんでもって、その最大数が2台。
で、僕の場合今までスピーカー(Google Home mini)と旧イヤホンという2台と既にペアリングを完了していたので
新たにAirPods Proとペアリングしようとしても上手くいかなかった……ってことだったんだと思います。
実際、ペアリング設定をリセットしてから改めてスピーカー&AirPods Proとの連携を試してみたところ、問題なくスムーズにいったのでやっぱりそれが原因だったのかなと。
旧イヤホン、AirPods Proの充電が切れた時に使えるように持っておこうと思ったけど、逆にこいつの設定が残っていたせいでAirPods Proが使えなくなっていたというね。
最終構成
充電問題を解決するために、「2台目のイヤホン」という感じでAirPods Pro買ったけど
ペアリング台数の問題に気付いたことで最終的には単純にイヤホンを買い換える感じに落ち着きました。
AirPods Pro、ちゃんとトランスミッターと接続するとその性質が遺憾無く発揮され
充電ケースから取り出して装着するだけでPCの音がちゃんと聞こえてくるので以前よりも遥かに移行がスムーズに!
あとスッ……とアクティベートされるノイキャンが気持ち良い。
iPhoneとの切り替えも試してみましたが、トランスミッターがちゃんとペアリング設定を覚えてくれたので
iPhoneとの接続を切る → 充電ケースのリセットボタン長押しという作業だけでトランスミッターとの接続に戻ってくれるようになりました。これでiPhoneとの併用も問題なく出来そう。
取り敢えず今後の使い方としては
って感じになるのかと。
充電問題に関して解決していないような気もするけど
iPhoneがBluetooth接続してる場合いつでも充電残量を確認出来るので、接続を保ったまま片耳ずつ充電出来るという利点を活かせば使い続けられるかなーと考えてます。
という訳で僕の無線オーディオ環境のまとめでした。
僕はスピーカー欲しいからこういう構成にしてるけど
イヤホンしか使わないって人は是非Bluetoothトランスミッター + AirPods Proの構成をオススメします。
PCでも無線接続出来る + AirPods Proのノイキャンが使えるってだけで割と最高だからね!
kyc