作品解説 Part1 第9話
週末のブログ更新をサボってたので埋め合わせで一気に更新します。
まずは第9話から。
作品URL
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7026939
(なんか貼り付けが上手く行かない……)
実は原点に近い
結局自分の創作は『スタンド名っぽい曲名でスタンドバトルやりたい』という妄想の元に始まっている訳ですが
その筆頭となったのが『SUPER SIZE LOVE!!』と『フェスタ・イルミネーション』だった訳です。
(※"スタンドっぽい"と思えるタイトルの基準については言語化が難しいので割愛します)
他の登場アイドル達の選択に比べるとあまり関連性のない二人がメインの敵役として登場するのは
まず最初に能力者としての設定を固めた二人だからという背景があるんですね
話も原点に帰る
もともとPart1のシナリオは(当時)僕の中で熱かった昴×朋花の組み合わせを形にする所から始まっています。
(紆余曲折ありましたが、最終的なエンディングもその形)
という訳で、第二章の始まり的第8話(前回)から、久々にちゃんとした二人の会話を追加して、ついでにまつり登場のキッカケとして使っている訳ですね。
どうしても能力バトルものなので、能力を使えることが前提でそういった立場のキャラクターの視点で話が進みがちなんですが
今回朋花の配役に敢えて「非能力者」という役割を持たせた以上は、彼女の視点、彼女の苦悩をどうしても描写する必要があると思ったのです。
まあ、この辺は朋花がメインのヒロインでもあり
同時に物語の核を担うとても特殊な立場であることを後々に強調するための根拠、みたいな部分もあるんですが、やはり根幹には上記のような動機があります。
因みにPart1における「非能力者」というのはあくまでも朋花というキャラクターを特徴付ける要素としてしか存在していませんが、
これをより大きく深堀りしてテーマとして位置付けているのがPart2になります。
『教会』というモチーフ
……とまあ、どちらかというとこの解説は8話のものなんですが、まつり戦への導入となっているという意味でこちらで解説しました。
9話の冒頭は昴のモノローグに留まり、その後物語の最後の舞台であり、ある種始まりの舞台でもある『教会』についての言及がなされます。
『教会』自体は既に登場しているので初出ではないんですが、昴が目指すべき場所として認識されるのはココが初めて、となります。
(正直強引な展開な気は今でもしてますが、当初は長くても20話くらいで終わる予定だったので……)
『教会』を選んだのには、ラスボスの名前から着想を、ってのが一番の理由なんですが
そもそも単純に『教会』って場所が好きなんですよね、なんか。
ステンドグラスを通して差し込む色とりどりの光とその神聖さ
逆に薄暗さが醸し出す不気味さ……
結構勝手なイメージもあるんですけど、教会って善悪のどちらの雰囲気も内包しているような雰囲気があるなって。
中二病的な『好き』もあるんですけど、今回用意した『自分達の力の中心にいる存在が黒幕』っていうシナリオにマッチする拠点なんですよ。
『文』ではなく『絵』を書いている
まつり戦その1であるこの第9話、メインは朋花とまつりの出会い、という部分なんですが
その辺読み返してて一番思ったというか、今と違うなっていうのは
文章を書いているというより、頭に浮かんだ絵を説明しているっていう所なんですよね。
まあ別にそれが悪い訳じゃなくて、そういうやり方もあると思うんですが
(実際そうやってきたし)
絵で思い浮かべてるものを文に起こすってなると、自分が見せたい部分にばっかり描写を割いてしまうというか。
なので書いてる時は別に何とも思わないんですけど、後から読み返した時にやっぱ薄いな……ってなってしまう。
メリハリがどうこう以前にそもそも描写が足りてない感じ。
特に元になったイメージが強いほどその傾向にあって
-
朋花がまつりに捕まるシーン
- 朋花が『本』を開いてしまうシーン
など……特にその傾向が強いように思います。
Part1の頃に比べると、今は執筆に時間がかかりがちなんですけど
その辺の描写の意識が変わったのも一つ要因としてあるのかな……と思ったり
逆に言うと今はメリハリが無くならないように
見せる所は見せる、みたいなのが出来るように頑張っている感じです。
という訳で今回はこの辺で。
もう3話分くらいは書く予定なんだけど、1話読み返すと書くことがいっぱい思い浮かんで悩む。
kyc